【知育玩具で遊ばない?】おもちゃの選び方は?発達のプロが気をつけるポイントを解説

お子さんの成長発達を促す上で欠かせないのが、知育おもちゃです。

知育おもちゃには、視覚や触覚、聴覚などの五感を刺激する仕掛けがたくさん詰まっています!

知育おもちゃ選びでよくある悩み
  • せっかくおもちゃを買ったのに、子どもが遊んでくれない。
  • 子供の発達に合わせたおもちゃ選びの方法が分からない。
自己紹介


今回は、知育玩具を選ぶ上で発達のプロの私が大切にしていることをまとめました。

この記事を読むと分かること
  • 子どもの成長発達や個性に合わせた知育おもちゃの選び方
  • 知育おもちゃで遊んでくれない時の対応
  • おすすめの知育おもちゃ
目次

知育玩具の選び方6選

知育玩具の選び方

知育玩具を選ぶ上で一番大切なのは、成長発達段階に合っていることです。

他にも、知育おもちゃを選び方として芸術と遊び創造協会が紹介している優良おもちゃグッド・トイ』の特徴を6つ紹介します。

①心地よい音が鳴るおもちゃ

特に乳児期のお子さんには、刺激の強い電子音ではなく、優しく語りかけるような温かみのある音のおもちゃがおすすめです。

きれいな鈴の音がするラトルやガラガラ、木琴ような優しい音楽器がおすすめです!


②動きのバリエーションが楽しめるおもちゃ

上記の写真は、知育玩具のサブスクリプション 【Cha Cha Cha】でレンタルした『森のうんどう会』というおもちゃです。

車がスロープをゆっくりと降りていく様子を楽しめるスロープトイです!

子どもは速い動きを目で追うことが難しいので、目で追いやすいゆっくり動くおもちゃをおすすめします。

お子さんが目で追える範囲で動くおもちゃだと、さらに良いでしょう。

動きを楽しめる知育おもちゃ
  • ねんね期メリー(寝ている赤ちゃんの目に入りやすい角度で設置してあげましょう。)
  • おすわり期〜立っち期スロープトイ

我が家で使ってみてよかったメリーは、以下の記事で紹介しています。

このメリーは成長しても長く使えて、ボタンを押すと反対に回るなどの違った種類の動きが楽しめました!

こちらのおもちゃは、追視能力を鍛えながら楽しくボール転がしができます!

③感触の良さ

良い感触

ぬいぐるみやパペット、木のおもちゃは温かみがあって肌触りも良いので、積極的に取り入れましょう。

ゴツゴツ・ツルツル・ザラザラなど、さまざまな感触が楽しめる、以下の知育おもちゃもおすすめです!

人間の脳の中で手から得た感覚を感じる部分は広く手の感覚はとても敏感です。

私たちは手に入ってくる感触から様々な情報を得ているので、おもちゃ選びでは感触がとても大切です。

脳のどの部分で体の感覚や動きを司っているのか表した図

脳は運動を司る部分と感覚を感じる部分に分かれていて、どちらも手が大きく描かれていますね!

感覚は大きく分けると3種類ある
  • 触覚・・・触る・触られるを通じて、自分を取り巻く環境(物や周囲の人など)を感じる。
  • 固有感覚平衡感覚)・・・筋肉や関節を通じ、体を思い通りに動かす情報を汲み取る。
  • 前庭感覚・・・揺れ・傾き・重力・スピード感などを感じ取る。

固有感覚が発達すると自分の体の輪郭が分かるようになり、ボディイメージが向上します。

ボディイメージって、何のこと?

ボディイメージとは、自分の手足の長さや身体の動かし方を正しく認識することです!

ボディイメージが未熟だと、身体をスムーズに動かすことが苦手で不器用になりがちです。

具体的には、踊りが苦手だったり、書字で力加減の調節が難しい時があります。

そんな時には、ボールプールやトランポリン・バランスボールなど、触覚・固有感覚・前庭感覚を刺激する遊びにチャレンジしてみるのがおすすめです!

④適度な大きさと重さ

おもちゃを持ち上げたり引っ張ったりする時に、大きすぎたり重すぎたりすると大変ですよね。

特に0歳児には、ウレタンや牛乳パックで作った積み木やキューブがおすすめです。

適度な軽さで持ちやすく、気軽に遊べます。

力がついてきたら、積むのに適した重さの木の積み木にチャレンジしてみましょう!


⑤美しい色と形

知育玩具の色・模様

赤ちゃんが見えるようになる色の順番は、初めに赤、次に緑・青・黄色の順

赤ちゃんの視力は生後半年時点でも視力は0.2程度で、視力発達が完成するのは約10歳頃なんです。

はっきりとした色は、生まれたばかりで視力が0.02程度の赤ちゃんでも目に入りやすいです。

ボーネルンドのおもちゃは色合いが鮮やかで目を引きやすいので、とてもおすすめです!

⑥丈夫さ、壊れにくさ

せっかくの知育おもちゃも、すぐに壊れてしまうようでは長く遊べません。

安全性に配慮したおもちゃが良いでしょう。

知育玩具で遊ばない時の対応3選

知育玩具で遊ばない

実際におもちゃを買ってみたけど、遊んでくれない!

そんな時も、あきらめないで下記の対応を試してみましょう♪

おもちゃの数を減らす

おもちゃの数が少ない子の方が一つのおもちゃから想像力を膨らませ、いろいろな遊び方ができるようになったというデータもあります。

うちの子の場合は砂場がお気に入りです。砂の感触って、家の中では絶対に再現できないので、新鮮なんだろうな~と思います。

親が一緒に遊ぶ、お友達と遊んでみる

親やお友達と一緒に遊んでみるのはどうでしょうか?

遊ばないのは、遊び方が分からないからなのかもしれません。

他者が遊んでいるのを見て、「そうやってやるんだ!」と学べることは多いです^^

一つ遊び方が分かれば、そこから派生していくつもの遊び方を見つけることができることもありますよ♪

感覚を刺激する遊びにチャレンジしてみよう!

【知育玩具の選び方】のところで、さまざまな感覚刺激が入る遊びが大切とお伝えしましたね。

では実際にどのような遊びがあるのか、下にまとめてみました!

  • ボールプール
  • ブランコ遊び
  • 牛乳パック内に小豆やおはじき、ビー玉をたくさん詰めて、中に潜ませたお気に入りのおもちゃを探す
  • ジャングルジムや、段ボールで作ったトンネルの中をくぐりぬける(ぶつからないように)
  • スキンシップ
  • 段ボールの上下を切って、四つ這いで中を移動するダンゴムシごっこ
  • まねっこ遊び

このように、さまざまな触覚を刺激できる遊びやおもちゃや遊びがおすすめです。

↑ボールプールとしてはもちろん、ボールを入れなくても遊べる仕掛けがたくさん隠されています!

コンパクトにたためるので、かさばらないのもgood♪

↑まねっこ遊びにオススメ!大人が使っているものと同じ形のものは、子供受けも抜群です^^

ジャングルジムに合わせて体をくねらせたり、ブランコの揺れを感じたりすることが、固有感覚や前庭感覚の発達に繋がります♪

また、人工物であるおもちゃは、ツルツルとしたプラスチック製品のものだと、手から感じとれる感覚は少ないと言われています。

特に乳児期前半は、滑りやすいので掴むのも少し難しく、硬さもあるので掌にフィットさせて持つというのは結構難しいものなんですよね。

初めはつかみやすい、柔らかくて少し弾力があるおもちゃや、持ちやすい工夫がされたおもちゃがおすすめです。

まとめ

今回は、作業療法士ママの私がおもちゃを選ぶ際に考えていることをお伝えしました。

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この記事を書いた人

なっつんのアバター なっつん 作業療法士・おもちゃインストラクター

1997年生まれ 1児のママ 
作業療法士として、子どもの発達や遊びの豆知識を発信。 
お問い合わせページから、質問受付中です!
Instagramもやってます。

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